今回は相鉄線二俣川駅から徒歩15分、南万騎が原駅からは徒歩7分の、横浜市内最大級の面積を誇る『こども自然公園(大池公園)』をメインに紹介する。この公園は多くのわんちゃんが散歩に訪れるスポット。朝はウグイスの鳴き声が森に響きわたり、ホタルも観測できるなど、自然を身近に体験できる場所だ。
二俣川駅
相鉄本線(特急・通勤特急、通勤急行、快速、各停)
相鉄いずみ野線(特急・通勤特急、通勤急行、快速、各停)
◆渋谷駅⇒最速約35分
◆横浜駅⇒約11分
◆新横浜駅⇒約13分
WANMAN MAP 二俣川・南万騎が原
こども自然公園(大池公園)
地元の人たちが集まる憩いの公園である。ジョギング、ウォーキング、わんちゃんの散歩、タナゴ釣り、野鳥観察、写真撮影、ちびっ子動物園、子供用アスレチック広場、桜山、梅園、ホタル観賞、水田、バーベキュー広場、野球場などなど、利用幅の広い、多くの人が楽しめる公園になっている。
大池
散歩スタート。
まずは大池からスタートし、池の右側の歩道を歩く。
『こども自然公園』は別名『大池公園』とも呼ばれていて、この池がこの公園の主役である。
既にここには何度か訪れているが、朝の時間に来ると、”ウグイスの鳴き声”が交互に反響しあって、”気持ちのよい朝”を演出してくれる。
そしてここでも、釣りが出来る。クチボソやタナゴがターゲットとなる。鳥のさえずりを聞きながら、のんびりと釣り糸を垂らす… いつかはこんなスローライフも悪くない。
この場所も古い時代から、人が往来する土地だったことが分かる。江戸時代には灌漑池として重要な役割を果たしていたようだ。
祠には弁財天が祀られている。もともとは仏教の守護神である弁天様。神仏習合で神道にも取り込まれ、明治には神仏分離となるが、結果神道で落ち着いたようだ。
人間よりうえの存在である神が、俗世間の都合により振舞わされ、しかしご利益は与えてくれと手を合わせる。ずいぶん都合のいい文化だな…と思うのであった。
中池
大池の次に中池が現れる。ここでも池の右側の歩道をすすむ。
亀や鴨が日光浴をしている。
この中池では毎日カメラの三脚が並んでいる。鳥を狙っているのは間違いないと思うのだが、どの種の鳥を狙っているのかは、よくわからない…
なんとなく調べてみた結果、もしかしたら鴨かもしれない…(ジョークではありません)
教育水田エリア
中池の先に教育水田がある。さらに進むと一本桜があるが、その手前で引き返す。水田の対岸の小道を戻って来る。
”水田の風景”が広がります。撮影をした6月の時期はあぜみち脇に紫陽花がきれいに咲いてました。
そしてこの時期は『ホタル鑑賞』の時期でもあります。
この教育水田エリアの奥に一本桜があり、その先の森がゲンジホタル鑑賞スポットです。
ゲンジボタルが出現する時間帯は、1日に3回あると言われています。
◆19:00~21:00 ◆23:00前後 ◆午前2:00前後
ホタルがよく出現する条件とは?
◆蒸し暑い日、とくに雨上がりで湿度が高い日
◆月明かりがなく曇りの日
◆風が弱い日
こちらの水田でもゲンジホタルの鑑賞はできるようです。
水田エリアの入り口には、多目的トイレと休憩ができる小屋がありますが、開放している時間帯は9時~16時です。
梅園
教育水田エリアから戻ってきたところに、小屋がある。そこを右、梅林方面へすすむ。
約38種類、220本の梅の木が植えられている。個人的には桜より、むしろ梅の方が好みなので、一度梅の時期に訪れたい。梅は緋梅の花の色が好みで、枝っぷりの鑑賞も見ごたえがある。
梅園の中には木道が設置されている。
尚、梅の見頃は2月の中旬〜3月上旬になります。
とりでの森
梅林から折り返し中池を通過すると、赤い橋があらわれる。橋を渡って右にすすむと、『とりでの森』にでる。
大池に流れ込む小川には、鴨が暮らしている。
6月も終盤に近付いているが、紫陽花が至るところに咲いている。
写真を撮るにあたって、花はありがたい。技術のない私には花がないと表現が難しくなってしまう。おそらく全体的に単調な色彩におちいってしまい、印象のうすいものになっていただろう。
花には我々が生きていくうえでも”何か重要な役割”がきっとあるに違いない。
毎年季節の花にふれて、自然環境に異常がないことを無意識に確認し、そのことに”安心”と”喜び”を感じている。そして単純に色彩を愉しんでいるということなのでしょう…
この花はユリ?とても綺麗に咲いていたので思わず撮ってしまいました。
左手の丘は、桜の木が約1000本あると言われている桜山へとつづく丘になっています。
ここが『とりでの森アスレチック広場』。大型の遊具が充実しており、日中は子供達の声で賑わう。
『とりでの森』の横を先へすすむと、大きなカーブが現れ、登り坂となる。登りきると木々に囲まれたちょっとしたスペースが現れる。ベンチが2つ3つ設置されているが、特に何かあるわけでもないので引き返すことに。
再び大池方面へと戻る。
バーベキュー広場
手ぶらバーベキューが出来る施設だ(予約制)。BBQ道具のレンタルや、食材なども事前に予約しておけば買い出しもいらない。酒類の販売も行っている。公式HP
サイトの数は30。春には桜の木の下で、お花見BBQができる。この時期はさすがに混雑しそうだ。
駐車場
公園には3か所駐車場があります。
■駐車料金
2時間¥300 以降20分毎¥50
■台数(合計311台)
第1駐車場:172台
第2駐車場:182台
第3駐車場:47台(別にバスが10台停められます)
■時間
24時間利用可能
自然公園通り
『自然公園通り』をまっすぐに進むと二俣川駅にでる。『万騎が原交差点』までは、緩やかな登坂。駅までは徒歩で約15分。
駅から徒歩5分位の場所にショッピングモールがある。ここにはPETEMOというイオン系のペットショップや動物病院(二俣川どうぶつ病院)が入っている。
この辺りに居住できれば、理想だが、物件は極めて少ない。
唯一、公園通り沿いの物件が『ファーストクラス二俣川』だ。ただし、30㎡強の間取りが中心。
2004年築(一休商事)総戸数22戸の6階建マンション、専有面積が約33㎡~約34㎡、間取りが2K、2DK、駅まで徒歩6分、ペット可、※その他詳細データはリンク先を参照ください。(マンションマーケット)
もう一つはSEIYU裏にあるマンション。
1982年築(セントラル地所)総戸数31戸の5階建マンション、専有面積が約68㎡~約95㎡、間取りが2LDK、3LDK、3SLDK、4LDK、駅まで徒歩7分、ペット可、※その他詳細データはリンク先を参照ください。(マンションマーケット)
左手のタワマンが相鉄不動産のグレーシアタワー二俣川だ。
2018年築(相鉄不動産、三井不動産レジデンシャル、野村不動産)総戸数421戸の29階建マンション、専有面積が約53㎡~約87㎡、間取りが1LDK、2LDK、3LDK、3SLDK、4LDK、4SLDK、駅まで徒歩3分、ペット可 ※その他詳細データはリンク先を参照ください。(マンションマーケット)
南万騎が原駅
相鉄いずみ野線(各駅停車)
◆渋谷駅⇒最速約46分
◆横浜駅⇒約17分
◆新横浜駅⇒約19分
駅前広場
駅前広場だ。写真に写っている建物の側面は相鉄不動産の駅前賃貸物件KNOCKS。(ここの賃貸はペット不可のようだ)
駅から徒歩3分のところに商業施設がある。相鉄ローゼン(スーパー)、ハックドラッグやベーカリーなどが入っている。
南万騎が原駅前でひときわ目をひくのが、相鉄不動産の建物だ。駅前賃貸物件『KNOCKS』、高齢者向け住宅、『グランドマストみなまきみらい』、それと分譲マンション、『グレーシアみなまきみらい』2棟だ。相鉄不動産HP
2018年築(相鉄不動産)総戸数105戸(A棟:46戸、B棟:59戸)7階建て、専有面積は60.95㎡~83.04㎡、間取りは1LDK+DEN~4LDK、テラス面積12.07㎡~24.53㎡、駅まで徒歩1~2分、ペット可、※その他詳細データはリンク先を参照ください。(マンションマーケット)
まとめ
まず二俣川だが、2018年に駅舎がリニューアルしたタイミングで、街のイメージが大きく変わった。駅直結の商業施設である『ジョイナステラス』や、駅前にはタワーマンションが建設されるなど、一気に近代的な街へとチェンジした。
ジョイナステラスには魅力的な店舗が複数入っている。
なかでも個人的な趣味で申し訳ないのだが、デリカデッセン『花まるダイニングセレクト』や、ベーカリー『PAIN PATY』が入っているのは嬉しい。
横浜駅までも特急だと2駅、約11分とアクセスも良い。
そこで、わんちゃんと一緒に二俣川に住むと仮定するならば、どのエリアを選ぶだろうか?
そうなると、二俣川2丁目はよさそうだ。
2丁目とは『自然公園通り』沿いのエリアで、万騎が原交差点の手前辺りまでがそうである。
SEIYUの近辺や、駅前のタワマンも2丁目だ。
このエリアであれば、駅前の利便性を享受し、『こども自然公園』までも徒歩圏内となる。
しかし問題は、物件が極めて少ない‥
となると、よほど二俣川にこだわる理由がない限り、候補は他の場所に移ることとなる。
では隣の南万騎が原はどうなのか?
こちらも駅舎や駅周辺のインフラは真新しい。
駅前に住めるのであれば、建物も新しく気持ちが良いのと、スーパーなども相鉄ローゼンがあるので安心。ただ、飲食店などに関しては、残念ながらかなり乏しいのが現状だ。
この現象は”隣に大きな急行停車駅がある場合”に良くみられるパターン。
しかしながら『グレーシアみなまきみらい』には少なからず魅力は感じる。それはおそらく、相鉄という大きなデベロッパーが手掛けている安心感もあるのだろう。
駅まで1分~2分の立地で、ベランダが12~24㎡と広めのデザインになっているのもよい。加えて、外観デザインもなかなかスタイリッシュだ。
『こども自然公園』までも徒歩で約7分で、この距離なら毎日散歩も行ける。
いままでこのブログで見てきた中で、総合点で上位にランクインとまではいかないが、候補の一つとしては入ってくるだろう。
話を二俣川に戻します。
二俣川もまだ開発途中の段階なのかもしれない。
これから、更に街がかわっていく余地はあるとも思うが、『基本的には長く住んでいる人達の街』なのだと思う。
新しい人たちが二俣川に移り住んで、街が進化していくという点には、難しさを感じるのも正直なところ。(あくまで私の主観)
かならずしも街が発展することを住民は望んでいない場合もあるが、この”ブログの趣旨”では、『わんちゃんと一緒にマンションに居住する』ことを前提としているので、街がある程度、発展していくことは”大事な一要素”にはなってくる。
今回もまた”お気に入り公園”が一つストックされた。
という訳で、『こども自然公園』というとても良い公園を知ることができた。
ここの駐車場は良心的な価格で利用しやすいですし、早朝にウグイスの声をききながらの『わんちゃん散歩』はとても気持ちがいい!
秋の紅葉シーズンも今から楽しみだ。