3月7日オカメ桜満開
この公園の桜で一番早く咲くのがこのオカメ桜。
厳密に言うと、小さな河津桜が一本だけ植えてあるので、
2番目になるのかな。
この品種は1947年に『カンヒザクラ』と『マメザクラ』(富士桜)をイギリスで交配し、作られたものが逆輸入された。
カンヒザクラに花は似ていて、小ぶりで下向きに咲いている。メジロが数匹、花蜜を吸いに来ていたのが印象的だった。
横浜緋桜 開花 3月22日
全体的に見頃にはまだ早い。
日当たりの良い一本の桜だけが満開に近かったが、蕾の木もまだ多く、全体的にはまだまだの印象。
横浜緋桜は『カンヒザクラ』×『オオシマザクラ』×『兼六園熊谷』を交配して、横浜市港北区で生まれた。
花の色が濃いピンク色で、とても鮮やか。鳥山川から本流の鶴見川に出る手前のエリアに、横浜緋桜がまとめて植えられている。
陽光桜 3月29日満開
この日の午前中までは、春の嵐で雨風が強く、とても外にでられるような天気ではなかった。
しかし雨があがると風もやみ、気温が一気に20℃を超えてきた。
半袖でもいける温度。実際に薄いジャケットを着て出掛けたが暑かった。
そしてこの陽光桜、いい具合に満開でした。
陽光桜は愛媛県にて『天城吉野』×『カンヒザクラ』を交雑させ生まれた瀬戸内の桜。
昨晩からつづいた嵐をよく耐えてくれた。
例年はこの春の嵐で満開の染井吉野の花が散ってしまうことが良くあるらしい。
今年は桜の開花が遅くなったぶん、そのリスクが軽減されたと…
気づきましたか?
左の写真が『寒緋桜』。3月11日横浜の三ツ池公園で撮影。
早咲きの桜リレーでしたが、
◎オカメ桜
◎横浜緋桜
◎陽光桜
すべてこの『カンヒザクラ』との交配種なんです。
沖縄では桜といえば寒緋桜のことをいうらしく、一月に日本で一番早い桜開花のニュースが流れる。
個人的にも緋桜のマゼンダ強めの色と、小ぶりの花がとても好きで、美しいな~と思っていました。
早咲きの桜は高い確率でこの『寒緋桜』の遺伝子が受け継がれていることがわかりました。
今年は暖冬だった?
こちらは2月16日に大倉山梅林公園で撮影したもの。
今年は暖冬といわれ、梅の開花も例年よりも2週間早いといわれていた。
この大倉山梅林でも予定されていた観梅会の日程よりもかなり早い段階で満開になっていた。
気象予報士も桜の開花予測をことごとく外し、番組で謝っている人もいたぐらいだ。
そしてこの記事を書いている4月3日現在、横浜では染井吉野はまだお花見のレベルには達してない。
今週末辺りは見頃になるのか?
その意味では、桜が咲き乱れる中での新しい門出、風情を感じられて良いのかもしれない。
どちらかと言えば例年このタイミングで”桜満開がベスト”な感じもしなくもない。